ダメなのはダメ

2005年9月26日 日常
ダメなのはダメ
 最近子どもにも説明義務があるかのようなことを主張する人たちがいる。危険なことや悪いことをしたら、たんに叱ったり、叩いたりするよりはしっかりとなぜ危険かを教えてあげることが必要であるとの主張である。一見正しそうである。でも間違いだと私は思う。そして危険であるなどと説明することはほとんど効果がなくしかも有害なこともある。

 子どもは本能的に危険であることなどわかって無意識でやっているのである。平らなところは走り、石があったら投げ、棒があったら振り回し、穴があったら掘り、カーテンにすがり、高いところには上りたがるのは本能そのものであると私は思う。危険なことと頭でわかっていても手や足や身体が勝手に動くのである。それをくどくどと言われても男の子としてはたまったものではない。

 ダメなことはダメ。「石を投げたこの手は悪い。でもあなたは良い子よ。」と声かけをしてあげれば解決することが多いものである。これはADHDや障害児なども一緒である。スモールステップで繰り返し繰り返し「ダメなものはダメ。でもあなたは良い子」と対応していくと危険な行為は減少する。そして良いことをやった時はきちんと「すごいね」とほめてあげれば子どもたちは確実に成長していく。
 
 理屈ぬきでダメなことはダメが大切である。

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