子どもの躾

2006年10月27日
子どもの躾
 アグリネットという農業関係のテレビを見ていたら、会津のうほうでサル被害の対処について話が出ていた。サルが人里に出てきてた「必ず追い払う」「多数でサルを威嚇する」ことが大切と言われていた。可愛がったり、一人だけ優しい顔をするとサルは人里で作物を荒らしても良いと学習するというのである。

 このテレビを見ていた人間の子どももサルも一緒だなと思った。少子時代の中で人間の子どもも自己中心で危険なことを平気でやる子どもが増えてきている。こうした場合にしっかりと大人が叱ることが必要なのだが、最近子どもを叱れない親や大人が増えてきている。またきちんと叱らないで「話せばわかる」「しっかり教える」などと見当違いの主張をさも正しそうに主張する人がいる。しかもこうした人が子どもの教育関係のオピニオンリーダーを自称していることも多いのである。危険なことや悪いことをしたらきちんと叱る(威嚇することも含めて)ことが大切である。このとき変に子どもの立場に立つ姿勢は有害無益である。
 危険なことをしたらしっかり叱る。みんなでにらむことが大切と思う。その代わりに悪いことをしなければ良い顔をすればよいと思うのである。サルも人里に来たときにはにらめばよい。山にいるサルを威嚇する必要はない。子どもも一緒。悪いことや危険なことをしたらみんなでにらもう。しかしそうでないときには笑顔でいよう。こうした繰り返しで子どもたちは身体でやってよいこと悪いこと・言ってよいこと悪いこと・やってよい場所悪い場所ということを学んでいく。けっして子どもは言葉で学ぶわけではない。言葉だけで説得しようとすると小理屈を繰り返していくものだ。

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