大雨による洪水

2006年8月26日
 朝、テレビをみていたら、どこかの研究所が大雨が降るとどうなるかの大掛かりな実験設備を作ったとの話が出ていた。

 大雨が降ったときに、緑が豊かな場合と荒れている場合で地面にどのような影響があるかの実験をしていた。

 私は下田村によく遊びに行く。キノコ採りである。スギヒラタケ騒動で楽しみが少なくなったが、それでもスギエダタケなどを採ったり、アケビを見つけたりしている。秋の雨はすごいものがある。バシャバシャとやられると全身ずぶぬれになる。バシャバシャと来た時はすぐにブナの森に逃げ込む。ブナはその葉に水を受け、その水を幹から地中へと入れていく。だからブナの下にいれば巨大なコウモリの下にいるようなものだ。しかもコウモリと違って降って来た雨は外に出ないで中心から土の中に沁み込んでいく。だから大雨が降ってもどんどん吸収してくれる。ブナの木の下はブナの落ち葉で1メートル以上もスポンジ状になっていて、自然のダムと一緒だという。だから沁みこんだ水をすぐに川に流れ出るわけではない。だから洪水になるわけでもない。

 下田村のブナ林は江戸時代から明治まで竜神様が祭られていた。雨の神様である。昔の人のほうが利口だったのだと私は感じる。ブナを始め、雑木林はとても偉大である。

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