子どもの事件と人間関係3
 集団的な訓練のできていない子どもが増加している。考えてみると私の小学校・中学校時代には2列縦隊から4列縦隊になる訓練とか集団行進などをやっていた。それが30年前ほどからなくなってきた。たしか「右左向け右」てな号令で2列から4列になったり、反対に4列が2列になったように思う。

   少林寺拳法 集団行動 -主な行動様式と要領-によると
(1)2列横隊から4列縦隊 「4列、右(左)向けー右(左)」
(2)4列縦隊から2列横隊  「2列、左(右)向けー左(右)」
        予備号令(「1・2・3繰り返し番号始メ」)
 
 あまりに集団訓練がなされない子どもが多いので2列にして、男の子28人・女の子16人の44人を体育遊戯室の中を走らせてみた。ほとんどダメであった。そこで何度か訓練をして最後に「いーち いーち いち にー さん し」と私が声をかけると子どもたちが「わっせ」と走りながら答えるという練習をした。走る速度を変えるときは声のスピードを速くする。けっこうやれるようになった。また子どもも楽しげにやれるようにもなった。

 軍隊が悪いとの考えから集団行動のパターンをすべて否定するのも可笑しいし、いろいろなパターンを学習することも大切だと私はちょっと感じている。もちろん私は北朝鮮のマスゲームは嫌いであるけれど。

 そろそろ夏休みが近づき、プール遊びが始まる。しかし最近の笛一つで行動できない子どもの増加と楽しく遊ばせて欲しいが怒ったりしないで子どもを育てて欲しい(親はなにもしない)などという自己中心の親の増加の中で現場は大変だ。意識改革の必要性を感じつつ書いたみた。

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