ユニバーサルデザインについて
2006年5月15日
ユニバーサルデザインについて知ったのは3年半ほど前のことである。そのことをジオシティーで紹介したので思い出してコピーをした。(写真はユニバーサルデザインの考えで作ったジャンボウレタンマットで風船プール遊びである)
私自身はバリアフリーというのは費用がかかりすぎるし、障害者だからといって特別なことを主張するのは少しおかしいとの考えがあった。私の勤務していた養護学校は確かにすばらしい施設であった。ゆうゆう車イスがすれ違うことのできる広い廊下・大きなエレベーター・鏡付きのゆっくりとしたスロープの階段・こんな施設を企業が作ろうにもできるわけがない。学校を出てしまえば生活するのはそんなすばらしい空間はないのである。学校だけ良くしてもダメである。もう一つ感じたことがある。今から15年前の大雪のことである。朝起きて道路の雪を除け7時までに勤務先へ。勤務先で雪を除けて車を乗り入れる。保育園に行っていた長男を保育園前に知人に預けにいく。職場に戻るとせっかく除雪したところに他の人が車を停めていて、また除雪をする。それから職場の周りの雪かきだ。
大雪だったのでその年は私だけではなく雪を見ながらみんな疲れ果てうんざりしていた。そんな時、新聞に投書が載った。車イスが外に遊びに出れるように歩道を除雪せよというものだった。正直なところエゴがすぎるという感じがした。そんなことでバリアフリーはちょっと違うぞの思いがあった。
私自身はバリアフリーよりも乳幼児が安心して遊べる環境作りが小学生のためにもなり、中学生・高校生・大人のためにもなると考えて今まで活動してきた。平島公園の遊具や遊び場の配置・安全管理上の配慮などは基本的に乳幼児から小学生・中学生・大人・お年寄りの共存空間を目指していた。その概念をユニバーサルデザインは簡単に言い表している。
ユニバーサルデザインの7つの原則
1、公平な利用
2、利用における柔軟性
3、単純で直感的な利用
4、認知できる情報
5、失敗に対する寛大さ
6、少ない身体的な努力
7、接近や利用のための大きな空間
この七つの原則がある。ユニバーサルデザインを実際に実施するためには地域や場所・利用対象等の意見の積み重ねの中で個性的なものでもあるとのことであった。
私が有明児童センターに22年前に勤務したときにあった遊具はマルチトレーナー・ジャンプステップトレーナー・バランストレーナー・サイクリングマップ・トランポリンなどであった。いづれも今は壊れてしまったいる。いづれも目新しさを売り物にしたものである。最初はみんな物珍しくて手をだすが次第に飽きてくる。精密な機械なのですぐに壊れる。修繕費が特殊なものなので高い。上の七つの原則の反対をいっている感じであった。
今使われている遊具はウレタンのジャンボ積み木風マット・幼児でも遊べる各種ボール・トランポリンツイスター・登り綱・卓球・バトミントン・自転車・一輪車・バトミントン・ドミノ・ウレタン積み木などである。
ウレタンのジャンボ積み木風マットはサッカークラブが体育遊戯室でやるときは7本つないで遊戯室のしきりになる。残りの7本は家になって子ども達が組み合わせて遊ぶ。遊戯室でボールを使って雪合戦をするときは防御陣地になる。端に積んでおくと、ドッジボールでぶつかった子どもの休み場所になる。上級生の跳び箱やバク転の練習にも使える。午前中の幼児の集いでは2メートルほどの山が作られる。マットの山を登り、飛び降りるのが子どもは大好きである。ウレタンジャンボ積み木風マットは特別注文で作ってもらったものである。1ヶ45センチX45センチX190センチで4万円である。高いけれど使い道がたくさんある。ユニバーサルデザインの1・2・3・4・5・6の原則に合致したものである。
ユニバーサルデザインの考え方をこれから普及し、実際の遊具や建物・公園がどのように設計されるかを情報交換していきたいと考えている。
2002年11月13日 10時40分22秒
私自身はバリアフリーというのは費用がかかりすぎるし、障害者だからといって特別なことを主張するのは少しおかしいとの考えがあった。私の勤務していた養護学校は確かにすばらしい施設であった。ゆうゆう車イスがすれ違うことのできる広い廊下・大きなエレベーター・鏡付きのゆっくりとしたスロープの階段・こんな施設を企業が作ろうにもできるわけがない。学校を出てしまえば生活するのはそんなすばらしい空間はないのである。学校だけ良くしてもダメである。もう一つ感じたことがある。今から15年前の大雪のことである。朝起きて道路の雪を除け7時までに勤務先へ。勤務先で雪を除けて車を乗り入れる。保育園に行っていた長男を保育園前に知人に預けにいく。職場に戻るとせっかく除雪したところに他の人が車を停めていて、また除雪をする。それから職場の周りの雪かきだ。
大雪だったのでその年は私だけではなく雪を見ながらみんな疲れ果てうんざりしていた。そんな時、新聞に投書が載った。車イスが外に遊びに出れるように歩道を除雪せよというものだった。正直なところエゴがすぎるという感じがした。そんなことでバリアフリーはちょっと違うぞの思いがあった。
私自身はバリアフリーよりも乳幼児が安心して遊べる環境作りが小学生のためにもなり、中学生・高校生・大人のためにもなると考えて今まで活動してきた。平島公園の遊具や遊び場の配置・安全管理上の配慮などは基本的に乳幼児から小学生・中学生・大人・お年寄りの共存空間を目指していた。その概念をユニバーサルデザインは簡単に言い表している。
ユニバーサルデザインの7つの原則
1、公平な利用
2、利用における柔軟性
3、単純で直感的な利用
4、認知できる情報
5、失敗に対する寛大さ
6、少ない身体的な努力
7、接近や利用のための大きな空間
この七つの原則がある。ユニバーサルデザインを実際に実施するためには地域や場所・利用対象等の意見の積み重ねの中で個性的なものでもあるとのことであった。
私が有明児童センターに22年前に勤務したときにあった遊具はマルチトレーナー・ジャンプステップトレーナー・バランストレーナー・サイクリングマップ・トランポリンなどであった。いづれも今は壊れてしまったいる。いづれも目新しさを売り物にしたものである。最初はみんな物珍しくて手をだすが次第に飽きてくる。精密な機械なのですぐに壊れる。修繕費が特殊なものなので高い。上の七つの原則の反対をいっている感じであった。
今使われている遊具はウレタンのジャンボ積み木風マット・幼児でも遊べる各種ボール・トランポリンツイスター・登り綱・卓球・バトミントン・自転車・一輪車・バトミントン・ドミノ・ウレタン積み木などである。
ウレタンのジャンボ積み木風マットはサッカークラブが体育遊戯室でやるときは7本つないで遊戯室のしきりになる。残りの7本は家になって子ども達が組み合わせて遊ぶ。遊戯室でボールを使って雪合戦をするときは防御陣地になる。端に積んでおくと、ドッジボールでぶつかった子どもの休み場所になる。上級生の跳び箱やバク転の練習にも使える。午前中の幼児の集いでは2メートルほどの山が作られる。マットの山を登り、飛び降りるのが子どもは大好きである。ウレタンジャンボ積み木風マットは特別注文で作ってもらったものである。1ヶ45センチX45センチX190センチで4万円である。高いけれど使い道がたくさんある。ユニバーサルデザインの1・2・3・4・5・6の原則に合致したものである。
ユニバーサルデザインの考え方をこれから普及し、実際の遊具や建物・公園がどのように設計されるかを情報交換していきたいと考えている。
2002年11月13日 10時40分22秒
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