脳とこどもと遊び

2006年5月5日
 朝、放送大学の特別講義があった。脳の話であった。以下は要約である。

 人間の脳が他の動物に比べて進んでいるのは前頭葉であるという。この前頭葉は我慢をする力や記憶力等にも大きく関与しているという。脳の力が低下する(認知症等に代表される)ことは前頭葉の力が落ちることらしい。脳の微弱電流などの動きで脳のどの部分が動いているかがわかる。この結果前頭葉を鍛えるためには「簡単な読み書き計算」「コミュニケーション」「手足を使って物を作る(楽器演奏を含む)」ことが効果のあることがわかってきた。
 テレビゲームやテレビなどは脳のリラックスにはなるが、前頭葉を休める。鍛えることにはならない。いやいやながらの簡単な計算や音読なども前頭葉を鍛える。

 概ね以上のような内容であった。やはり昔から言われていた読み書き計算は大切であったのだ。一見楽しそうでなくても頑張ってやることによって、前頭葉が鍛えられ、記憶力が増し、情緒の安定を図ることができる。苦あれば楽ありの典型ではなかろうか。楽や楽しいことのみを求めるのではなくて、あえて苦に立ち向かうことが自律と自立につながることであることを感じた。

 児童館や児童センターは子どもの遊び場で、遊びは子どもの自主性・創造性とかいうけれど、むしろ前頭葉をきちんと鍛えて我慢する力・記憶力・コミュニケーション力・物を作る力を養右言が大切と思った。そのためには簡単なことをきちんと訓練することが必要なのだ。その訓練をうまくやろうとする気持ちモチベーションを高めることも必要と私は思った。

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