あぶらげの油抜き

　今年の山の春は遅く、まだ下田村の山は雪が降ることもある。いつも出かける山はまだ雪で交通止めである。山の様子を見にいって、雪が多くて諦めて帰ることにした。時間もあったので遠回りをして栃尾（現在長岡市になった）に寄った。そしたらあぶらげラーメンなるものののぼりがあった。どんなものかと入ってみた。
　栃尾のあぶらげは普通のあぶらげの縦横がそれぞれ倍の大きさで倍の厚みがある。だから中身は普通の8倍といった感じである。その大きなあぶらげが半分はいっていた。半分といっても普通のあぶらげの4枚分はあろうか。しかも焼いてもある。

　これはきっとしつこいかなと思った。ところがあっさりしている。食べてみてきづいた。油抜き（湯抜き）をしてあり、さっぱりしているのである。しかもあぶらげを割いてネギ・味噌・カツブシ・ワラビなどが入っていて軽く焼いてある。手鞠というラーメン屋さんのご主人に「これは油抜きをしたのですね」と聞くと「その通り」

　あぶらげを油抜きをして中身を詰めその後に軽くあぶる。これは絶品である。私も早速チャレンジしてみた。とても美味しい。当分あぶらげ料理をやりそうな予感。