10月も終わる

2005年10月30日
 子どもの1年は大人の3年分だと私は思っている。とにかく中身が濃いのである。だから劇的な変化もあっという間に起こることがあるものだ。

 小学校の5年生くらいから家庭の問題もあり、荒れに荒れていたこどもがいた。ところが中学校2年生になったらぴったりと収まり、部活や学習に専念するようになった。本人にも「なんで自分が荒れていたかはわからない」という。
 心理学は心を科学する学問らしいけれど、基本的な考えとして「自分の心の中はわからない。まして人の心おや」との考えが必要と河合隼雄先生は言っておられた。簡単に心とは理解できないものであると思うことが大切である。

 子どもの発達を応援する時に家族療法やロジャース派の手法やユング派などなどいろいろな手法があるようだ。ただ私自身の経験から思うのはダメなことはダメと教え、子ども自身が自らを見つけるのを援助する行動療法的な手法が効果があるように思う。

 10月の季節の変化は激しい。まだ夏の感じもあった10月の前半が終わったら、霙の落ちてきそうな雰囲気である。日除け傘と雨合羽が必要なような変化です。
 秋の季節も子どもも劇的に変容するものだと思って、じっと待ちながら兆候を見逃さないようにサポートすることが必要ですね。日除け傘が必要なのか雨合羽が必要なのかを見分けたり、引き出しを多くしたりしなければ。そのためには仲間と情報が大切ですね。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索