土曜日

2005年9月2日
 今から25年前に土曜日は楽しかった。4時間の授業が終わればサッカーの部活動を子どもたちを一緒にやり、3時半くらいになると放送がかかった。同僚の先生達が飲んでいるからすぐに来いとの電話呼び出し放送だった。部活をやめて飲みに駆けつけることも多かった。

 今は学校週休二日制になり教員も子どもも学校で土曜日の午後の予約をすることはなくなった。私の職場は朝からの子どもが1日待っている。

 学校週休二日制は良いことを何も生まなかったと私は思う。教育の目的は 「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」などという教育基本法第1条の精神は忘れられ、学力の向上もしくは「ゆとり」などというハザマを右往左往している。本来的には子どもも群れて切磋琢磨することが必要である。そのためには半ドンとかが有意義であったのに。

 とまあそんなことで明日も朝から仕事が始まる。昔のように土曜日の朝にいろいろと話し合いをする時間もなく。でもまあそれでもいいのか。

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